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林真理子のオペラの世界

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気軽にクラシック!

林真理子のオペラの世界

作家・林真理子のトーク&コンサート

オペラを知ってる人も知らない人も、これさえ見れば誰でも通になれる!
時代の最先端にいる作家・林真理子と国内外で活躍するオペラ歌手が紡ぐ、
ここでしか聴けない「名作と名曲」の饗宴

友情・恋愛・悲しい別れ・ハッピーエンド。作品ができた背景を知れば、よりオペラが好きになる。
音楽に造詣が深く、オペラ好きでオペラの脚本まで手掛けてしまう作家・林真理子が、オペラの旅に誘います。
一流のオペラ歌手とトークを交え、皆さんも一度は聞いたことがある名曲揃いのスペシャルコンサート!
「オペラを聴く楽しさ」を味わえるチャンスをお見逃しなく!

★「見どころ」に林真理子さんのインタビューメッセージを掲載しています!是非ご覧ください。

[関西医大 大ホール座席表]

オンラインチケット予約

概要

日程 2022年3月20日(日)
時間 14:00開演(13:00開場)
会場 (本館)関西医大 大ホール
料金

A席 4,000円 B席 3,000円 C席 2,000円 高校生以下 1,000円(全席指定・消費税込)

チケット発売日 会員先行(電話・WEB) 2021年11月6日(土)
一般(電話・WEB) 2021年11月17日(水)
一般(当センター窓口) 2021年11月18日(木)※残席がある場合
出演 林真理子(作家)
小林沙羅(ソプラノ)
西村悟(テノール)
河野紘子(ピアノ)
浦久俊彦(ナビゲーター)
曲目 プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」より “わたしのお父さん”
      歌劇「トスカ」より “星は光りぬ”
      歌劇「トゥーランドット」より “誰も寝てはならぬ”
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲(ピアノソロ)
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より “冷たき手を” “私の名はミミ” “愛らしい乙女よ”
カタラーニ:歌劇「ラ・ワリー」より “さよなら故郷の家よ” ほか

※やむを得ず曲目が変更になる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。
チケットのお申込み 枚方市総合文化芸術センター WEB https://hirakata-arts.jp/ticket/
チケットデスク 0570-008-310(ナビダイヤル)受付時間(10:00~17:00)
窓口 枚方市総合文化芸術センター本館 大阪府枚方市新町2丁目1番60号(10:00~20:00)

チケットぴあ https://t.pia.jp[Pコード 205-942]
ローソンチケット https://l-tike.com/[Lコード:54693]
イープラス https://eplus.jp/
ひらかた観光ステーション(窓口販売のみ、京阪電車「枚方市」駅下車、東改札口正面)※11月17日から発売 ※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
※やむを得ない事情により、内容が変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※車いす席は枚方市総合文化芸術センターチケットデスク・本館窓口のみでのお取り扱いです。
※駐車場(有料)に限りがあります。公共交通機関をご利用ください。
主催 枚方市総合文化芸術センター指定管理者 アートシティひらかた共同事業体
お問い合わせ 枚方市総合文化芸術センター本館
電話受付 072-845-4910(休館日:第4火曜日、12/29~1/3)
注意事項 ご来場されるお客様へ/新型コロナウイルス感染拡大防止対策とお願い

●ご入場の際、検温を行います。37.5℃以上の発熱など症状がある場合、入場をご遠慮いただきます。
●必ずマスクを着用願います。(マウスシールド不可)
●手洗い、手指消毒にご協力ください。
●出演者へのプレゼント、入待ち、出待ちはご遠慮ください。
●感染の再拡大により、公演の中止や、出演者、公演内容、入場時の制限により座席配置等が変更となる場合がございます。

Profileプロフィール

林真理子(作家)
林真理子(作家)

昭和29年(1954) 4月1日、山梨県に生まれる。昭和51年(1976) 日本大学芸術学部文芸学科を卒業。コピーライターを経て、昭和57年(1982) エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を出版。昭和59年(1984) 処女小説『星影のステラ』が直木賞候補に選出されたことを機に、執筆業に専念。昭和60年(1985) 『最終便に間に合えば』『京都まで』により第94回直木賞を受賞。平成 7年(1995) 『白蓮れんれん』により第8回柴田錬三郎賞を受賞。 平成10年(1998) 『みんなの秘密』により第32回吉川英治文学賞を受賞。平成12年(2000) 直木賞選考委員に就任。他、数々の文学賞の選考委員を務める。平成23年(2011) レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ受賞。平成25年(2013) 『アスクレピオスの愛人』により第20回島清恋愛文学賞を受賞。平成30年(2018) 紫綬褒章受賞。令和2年(2020) 「同一雑誌におけるエッセイの最多掲載回数」としてギネス世界記録™認定。令和2年(2020) 第68回菊池寛賞受賞。

著書
『ミカドの淑女』『女文士』『不機嫌な果実』『着物をめぐる物語』『年下の女友だち』『anego』『アッコちゃんの時代』『ウーマンズ・アイランド』『RURIKO』『下流の宴』『本朝金瓶梅』『秘密のスイーツ』『六条御息所源氏がたり』『野心のすすめ』『正妻』『STORY OF UJI』『ビューティーキャンプ』『我らがパラダイス』『西郷どん!』『愉楽にて』『女はいつも四十雀』『綴る女』『夜明けのM』『美女ステイホーム』等

小林沙羅(ソプラノ) 小林沙羅(C)NIPPON COLUMBIA
小林沙羅(ソプラノ)

東京藝術大学卒業。同大学院修士課程修了。2010年度野村財団奨学生、2011年度文化庁新進芸術家在外研修員。2014年度ロームミュージックファンデーション奨学生。2010年から2015年にはウィーンとローマにて研修と演奏活動を行う。17年第27回出光音楽賞受賞。2006年に『バスティアンとバスティエンヌ』バスティエンヌでデビュー後、東京芸術劇場シアターオペラシリーズに『トゥーランドット』リュー、『メリーウィドゥ』ヴァランシエンヌ、 日生劇場 『ヘンゼルとグレーテル』グレーテル、兵庫県立芸術文化センター『こうもり』アデーレ等、多くのオペラに出演。千住明・黛まどかの『万葉集』、三枝成彰『KAMIKAZE』愛子など、多くの新作オペラ初演を務める。2012年ブルガリア国立歌劇場『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ役で欧州デビュー、その後『愛の妙薬』アディーナ役でも出演するなど海外へも活動の幅を広げている。2014年には新国立劇場シーズンオープニング公演新制作『パルジファル』花の乙女役に出演。2015年には野田秀樹演出『フィガロの結婚』スザンナ役で全国10都市14公演に出演、その歌唱力に加え演技力も高く評価され好評を博す。2017年『カルメン』ミカエラ役で藤原歌劇団にデビュー。同年10月には『狂おしき真夏の一日』エミコ役(三枝成彰新作)に出演、11月には『ポッペアの戴冠』アモーレ役ヴァレット役で初のバロックオペラ出演を果たした。2018年には兵庫県立芸術文化センター『魔弾の射手』エンヒェン役で出演。2019年明けには全国共同制作オペラ『ドン・ジョバンニ』にも出演。また、2016年には山田和樹指揮日本フィルマーラーチクルス「交響曲第4番」にもソリストとして出演しCD化。その他にもフォーレ「レクイエム」、ヘンデル「メサイヤ」、モーツァルト「歌え喜べ幸いなる魂よ」等のソリストとしても多くの オーケストラと共演。2014年に日本コロムビアよりデビューCDアルバム「花のしらべ」を、2016年にはセカンドアルバムとなる「この世でいちばん優しい歌」をリリース。 日本声楽アカデミー会員。藤原歌劇団団員。大阪芸術大学准教授。

小林沙羅オフィシャル・ホームページ

西村悟(テノール) T.Tairadate
西村悟(テノール)

日本大学藝術学部、東京藝術大学大学院修了。リッカルド・ザンドナーイ国際声楽コンクール第2位、日本音楽コンクール第1位。山田和樹&スイス・ロマンド管とメンデルスゾーン「讃歌」、佐渡裕&ケルン放響「第九」、小林研⼀郎&名古屋フィルとヴェルディ「レクイエム」、高関健&東京シティ・フィル「ファウストの劫罰」、山田和樹マーラーシリーズの第8番等で共演。2016年には大野和士指揮バルセロナ響にて欧州デビュー。2020年鈴木優人指揮バッハ・コレギウム・ジャパンとJ.S.バッハ「ミサ曲ロ短調」を共演。オペラでは「ラ・トラヴィアータ」「蝶々夫人」「仮面舞踏会」「ルチア」「ラインの黄金」「魔笛」等に出演。五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。出光音楽賞受賞。藤原歌劇団団員。

見どころ

◆林真理子さんから、インタビューメッセージが届きました!


林真理子と愉しむ、オペラ・魅惑の世界

文/構成: 浦久俊彦 文筆家・文化芸術プロデューサー

日本を代表する人気作家・林真理子が、枚方市総合文化芸術センターのステージに登場します。「林真理子のオペラの世界」は、オペラをこよなく愛する作家としても知られる林真理子さんが軽妙なトークで、オペラの魅力を熱く語るトーク&コンサート。林さんみずからセレクトしたオペラ・アリアの厳選された名曲を歌うのは、日本が誇る一流のオペラ歌手たち。オペラファンだけでなく、オペラ初心者の方もたっぷり楽しめる、とっておきの企画です。林真理子さんみずからが、オペラとの出会いと、公演の見どころを語ってくれました。

――オペラ愛好家として有名ですが、オペラを好きになられたきっかけをお聞かせいただけますか?

作曲家の三枝成彰さんに、イタリアのミラノ・スカラ座に連れて行っていただいたことが、大きなきっかけでしたね。それから、すっかりオペラに夢中になって、国内の主要なオペラ公演だけでなく、パリ・オペラ座、ドイツのバイロイト音楽祭、オーストリアのザルツブルク音楽祭にも行きました。でも、本当にオペラの魅力に目覚めたのは、自分自身でも歌うようになってからですね。三枝さんが主宰するチャリティコンサートで、歌劇『カルメン』の「ハバネロ」を歌わせていただいたり、オーケストラをバックに歌ったりということも経験させていただきました。三枝さんは「声がいい」とか、褒めるのが上手なんですよ。いま思えば赤面してしまうようなことですが、声楽を習ってわかったのは、自分の身体を楽器にするのはとても楽しいし、気持ちがいいということですね。

――この「林真理子のオペラの世界」のみどころを、お話しいただけますか?

コロナ禍のいま、外出もままならない状況のなかで、なかなか「歌を聴いて愉しむ」という気分にはなりにくいですよね。でも、このようなときだからこそ、「歌う」ことの素晴らしさを、多くの人たちとともに分かち合いたいと思います。このコンサートでは、わたしもいつも観客のひとりとして、誰よりも楽しませていただいています。小林沙羅さんも、西村悟さんも、どちらも日本を代表するオペラ歌手で、ほんとうにすばらしい。とくに、「わたしのお父さん」(歌劇『ジャンヌ・スキッキ』より)の娘役は、沙羅さんのおはこですし、西村さんの「誰も寝てはならぬ」(歌劇『トゥーランドット』より)も、迫力満点ですばらしいです。わたし自身、若い頃と違って、『カヴァレリア・ルスティカーナ』などの悲しくて美しい曲を聴くと、自然に涙が出るようになりました。歳を取ると同じ曲でも見方も聴き方も変わる。それもオペラの魅力ですね。

――とても楽しみですね。最後に、枚方のみなさまに、メッセージをお願いします。

オペラは難しい、敷居が高いとおもっていらっしゃる方に、ぜひこのコンサートに来ていただきたいと思います。一流の方々の素晴らしいアリアが生で聴けることは本当に素晴らしいことです。その合間に楽しいおしゃべりで「あぁ、オペラを聴くってこんなに楽しいんだ!」「オペラがあったら、また近いうちに聴きに行こう!」「今後、公演があったら行ってみたい!」と思っていただけたらとても嬉しいです。オペラのベテランの方も、これだけの演奏とオペラ・アリアが聴ける機会はめったにないと思っておりますので、ぜひお越しいただけたらうれしいですね。

2021年秋 取材/文責: 浦久俊彦